最近「服好き」よりも「靴好き」に出会う機会が増えたように感じる。
靴というのは不思議なもの。いったん増殖し始めると着用率が下がり、寿命が延びるので更に増殖は加速する。オーソドックスな紳士靴やハイヒールなどは、その造形の美しさのあまり、履かないと薄々わかっていても手に入れてしまうほど。
伝統の定番モノやそのアレンジ版、老舗メーカーとセレクトショップや雑誌のコラボモノ、スニーカーやハイヒールの単一マニアなど、今やいろんな靴フェチがいる。
「あぁ もう履く以前に置く場所がない。」という靴持ちの人に嬉しいSIC（shoes in closet）を備えた部屋。特筆すべきは専有面積50.16平米の部屋にこれだけの広さのSICを備えているということ。つまり「家族だから靴が多い」ことに備えたのではないのだ。男靴で平置き70足、女靴なら余裕で80足、収納を工夫すれば100足級のボリューム。
おまけに扉を開けばお気に入りたちが一覧できるのだから、靴好きな人かそれほどでもない人とで大きく評価の分かれることだろう。
ついでのようになってしまうが、木々の緑越しに川の流れまで見ることができる水辺不動産でもあり、さらに付け足しのようになってしまうのだが、「ペットOK」でもある査定ポイントの高い部屋なのである。